会長挨拶

秋田大学大学院医学系研究科
内分泌・代謝・老年内科学講座
山田祐一郎

山田祐一郎

第62回日本糖尿病学会年次学術集会を2019年5月23日(木)から25日(土)までの3日間、仙台市で開催させていただくにあたり、ご挨拶をさせていただきます。

第62回のテーマは「DM4.0」です。糖尿病の領域では、治療の三本柱(食事、運動、薬物)や三大合併症(腎症、網膜症、神経障害)など、3でまとめられていることも多いのですが、糖尿病治療の目標である「健康な人と変わらない日常生活の質の維持、健康な人と変わらない寿命の確保」には、先進的医療などの分野でP4(Predictive予測的、Preventive予防的、Personalized個別化、Participatory参加型)という言葉が提唱されているように、次世代の糖尿病医療においては、個別化医療・精密医療が目指すかたちでもあります。このような気持ちを込めて、「DM4.0」とさせていただきました。

今回はThe 11th Scientific Meeting of the Asian Association for the Study of Diabetes (AASD)(23日と24日)と第6回肝臓と糖尿病・代謝研究会(25日)との同時開催となります。国内のみならずアジアを含む世界各国の糖尿病の医学・医療に携わる研究者・医師・メディカルスタッフに加えて、肝臓学をはじめとする多くの関連領域の研究者・医師・メディカルスタッフも集まりますので、ぜひ交流を深めていただき、新たな医学・医療の展開を期待したいと思っております。

会場は大きく2つのエリアに分かれ、仙台国際センターと川内萩ホールが一つのエリア、仙台市民会館、せんだいメディアテーク、宮城県民会館がもう一つのエリアとなります。2つのエリア間はシャトルバスで10分程度、歩いても20分程度です。また、シンポジウム等は別のエリアでもストリーミングで視聴できますし、専門医更新用の教育講演も同時中継でどちらのエリアでも単位がとれるようにいたします。また、ポスターセッションはデジタルポスター形式にして、常に自身や会場に設置されているPCで見られるようにして、移動の時間をなるべく節約できるように工夫いたします。

なお、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、臨床研究や疫学研究などの演題登録にあたり、第62回から倫理審査が必須となりました。新たな研究の発表の場である年次学術集会では、この倫理指針に則りながら、本会に参加されるすべての皆様にとって、最高の研究発表の舞台となりますよう、秋田大学内分泌・代謝・老年内科学講座の教室員一同、鋭意準備に邁進しております。皆様のお越しを心よりお待ちしております。